行こう。遠い、緑に囲まれたその場所へ・・・・・
小さな村で牧師として勤めを果たしていた主人公のもとへ、ある日一通の手紙が届く。
名も知らぬ誰かから送られてきたそれには、
まるで祈りの言葉のようにこう綴られていた。
『ただ愛情を彼女たちに注いでやってください』
そこは、人里離れた場所にひっそりと立つある施設らしい。
誰かのわがまま?
そこは狭くもなく、けれど広くもない閉じた楽園だった。
差出人が願うこと全てはかなえられないかもしれない。
けれど、運命としかいいようのないものに導かれて、彼はそこへと向かった。
彼は彼女たちを救うことによって、自分を救いたいのだろうか。
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