【ユニス】
「はぁ、なんとか落ち着いた。さて、お待たせしました人気投票『第二位』です！！」

【マコ＆ミコ】
「じゃんじゃかじゃーん！！」

【ユニス】
「人気投票の『第二位』は＜624point＞で"彩辺 朱里"。ふん、フレジィのクセに……」

【マコ＆ミコ】
「おーっ！　ウィストルの妹ちゃん。二位だよ二位！」

【朱里】
「えっと……ここでいいのかな？　あ、こ、この度はお日柄も宜しく……」

【ユニス】
「なにマヌケなこと言ってるのよ？」

【マコ】
「妹ちゃん、相変わらずだねぇ」

【ミコ】
「相変わらずボケてるね、妹ちゃん」

【朱里】
「あ？！　ユニスちゃん。マコちゃんもミコちゃんも、こんにちわ〜ですっ！」

【ユニス】
「ふ〜ん……しかし、あんたみたいなフレジィが人気投票の二位なんてね」

【朱里】
「はわっ！　そそ、そうなんですよぉ。朱里も聞いて、びっくりでしたですよ」

【朱里】
「朱里みたいなワンコがこんなに……本当なら、お姉ちゃんやユニスちゃんたちの方が、とっても立派でステキなメイドさんだと思うのに……」

【ユニス】
「はんっ！　見ている人は見ているってことなんじゃないの？！」

【朱里】
「わふぅ？」

【ユニス】
「あんたはフレジィの中のフレジィで、天下一のドジっ娘だけど頑張りは人一倍だったんじゃない？　だからその一生懸命なところが良かったんじゃないの？　べ、別にあたしは知らないけど……」

【朱里】
「ユニスちゃん……」

【ユニス】
「な、何よ！？　別に褒めているワケじゃないのよ！　朱里は落ちこぼれだから頑張るのは当たり前で、その当たり前をあんたはやっている……ただそれだけのことを言っただけなんだからね」

【マコ】
「お〜お〜、ナニナニ？　良い雰囲気ですなぁ、ユニスちゃん」

【ミコ】
「こっちも相変わらず素直じゃないね、ユニスちゃん」

【ユニス】
「なっ？！　マコちんもミコちんも、な、何言ってんのよ！　そんなつもりは無いって言ってんの！！　自ら得たモノなんだから胸を張れってことだけで……」

【マコ】
「そだね。んじゃコメントいくよ。ミコちん、ヨロ〜♪」

【ミコ】
「ほ〜い任された！
『朱里のドジっぷりは可愛いですっ！！！　破壊力抜群ですっ！！　頑張り屋で犬っぽい所がまたなんとも可愛いっ！！！！』
『朱里ちゃんの一生懸命のとこに惚れました♪』
『素直に甘えてくるところが良し。(￣∇￣)』
『いつも一生懸命な朱里ちゃん萌え〜です！』
などなどなど」

【朱里】
「わふぅ……ご主人さまぁ。朱里、こんなにいっぱいのご主人さまに褒めてもらえて、すっごく嬉しいですぅ〜」

【朱里】
「そしてユニスちゃんも……ありがとうございますっ！　朱里、ユニスちゃんにそう言ってもらえて嬉しいです！　朱里、胸を張りますよ！　エッヘンです！」

【ユニス】
「そ、それで良いのよ。ふん、しかし相変わらずの無い胸ね。張ってもぺったんこじゃない」

【朱里】
「わふっ！？　ユニスちゃんヒドイですっ！　む、胸は……まだこれからなんです！」

【ユニス】
「あらそうかしら？　この間の身体検査のときのサイズ、去年から上がってなかったように思えるのだけれど、気のせいかしら？」

【朱里】
「はうぅ、たしかに大きくなってなかったです……朱里、毎日牛乳を飲んでるですのに……」

【マコ】
「というか、どー見たって五十歩百歩だよね」

【ミコ】
「ひいき目に見たってメクソハナクソだよね」

【ユニス】
「！！！　あんですってっ！？」

【紫】
「はぁあぁ……朱里。可愛いわ朱里……ナイ胸を気にして泣きそうな顔でムニムニと胸をまさぐるその姿がステキよ朱里ぃ〜」

【ユニス】
「わあっ！？　ウ、ウィストルっ？！！　学園長と出掛けたんじゃ……？」

【紫】
「あぁ、その胸を揉む役を私がっ！　私が代わってあげたい！　その天使のようなほんのわずかな膨らみを優しく包み込むようにフニフニしてあげたいのにぃ……」

【マコ】
「駄目だね。全然聞いてないね」

【紫】
「でも、ゴメンネ朱里。でも駄目なの……私はウィストル。学園内では立場というものが……っああでも朱里の胸をっ！　ああでも立場がっ！　あああああっ」

【ミコ】
「駄目だね。ミコたちのことアウトオブ眼中だね」

【朱里】
「あっ？　お姉ちゃんです。おねぇちゃ〜〜ん！(たたたた、バフッ！)」

【紫】
「ああっ！　そんなっ、朱里っ！　いきなり抱き付くなんて、は、ハシタナイデスヨ」

【朱里】
「うぅ、お姉ちゃん。朱里の胸って大きくならないですか？　そうしたら大きくなるですか？？(ムニムニ)」

【紫】
「くあっ！　しょっ、しょんなにムネをムニムニ押し付けてはっ！　ムムムムネネネネ……ゴクリ……」

【朱里】
「ん？　どうしたですか？　お姉ちゃん？」

【紫】
「はっ？！　あ、朱里……そ、そんな無垢な瞳で私を見ないで……(バッ！)私にはたっ、立場がああああぁぁぁぁぁ………っ」

【朱里】
「あっ？！　お姉ちゃん！！　まってくださいぃぃぃぃぃ………っ」

【マコ】
「あ〜あ、行っちゃった」

【ミコ】
「行っちゃったね」

【ユニス】
「……な、何だったのかしら？　今の？？」

【マコ＆ミコ】
「ああ、美しきかな姉妹愛！　ベンベン！」

【ユニス】
「はい、次行くよ！　最後、第一位の発表です！　栄冠に輝いたのはいったい誰だっ！」

【マコ】
「といっても、もう答えは見えてるけどね」

【ミコ】
「だって残りを考えたら終わりじゃん」

【マコ＆ミコ】
「ねー♪」

【ユニス】
「（わー、盛り下がるわぁ〜）」

【ユニス】
「栄えある"おしえてＲｅ：メイド"人気投票の『第一位』はっ！！」

【マコ＆ミコ】
「じゃんじゃかじゃーん！！」

【ユニス】
「人気投票の『第一位』は＜683point＞を獲得した"ライラ・フェンディ"！！」

【マコ＆ミコ】
「わーーっ！！　パチパチパチ〜〜♪」

【ユニス】
「くっ、やはりというかなんというか……コイツが来やがりましたか」

【マコ】
「う〜ん、何やら神予想でも"ライラ"か"白羽"かってなってたみたいだよぉ」

【ミコ】
「やはりツンデレ系のキャラだからかな？　強いなぁデレツンデレツン♪」

【マコ】
「でもそれならユニスちゃんがうかばれないね。シクシク」

【ユニス】
「あによ！　どういう意味よ！！　私はあんなツンデレ女じゃないわよ！」

【ライラ】
「ちょっと！　人の話をするときは本人を呼んでからにしなさいよね！！」

【ユニス】
「出たなドリル頭！」

【ライラ】
「誰がドリル頭よ！　失礼ね！！　この勾玉頭！」

【ユニス】
「なんじゃそりゃーーーっ！」

【マコ】
「……この二人って性格的にやっぱ似てるよね」

【ミコ】
「似てるね。キャラ被ってるね」

【ライラ・ユニス】
「「似てねーーよっ！」」

【マコ＆ミコ】
「ほ〜らね♪」

【ライラ】
「ちょっと、これって人気投票ってヤツの発表なんでしょ？　ちゃんとやりなさいよ、ちゃんと！」

【ユニス】
「もういいじゃん。あんたが一位になったんでしょ？　はい、おめでと。しゅーりょー」

【ライラ】
「ぐっ、何よその態度！　ムカツクわねぇ……はんっ、アンタ、一位になれなかったからってスネてんじゃないの？」

【ユニス】
「なっ！？　ばっ、バカにしないでよね！　別に順位なんて関係ないわよ！」

【ライラ】
「どーかしらね？　あんたいっつもフレジイだのブラムだのって気にしてるじゃないの？！」

【ユニス】
「そ、それは……」

【ライラ】
「どーせ今も、一位のアタシが羨ましくて仕方がないんでしょ！？　素直になったらいいじゃない」

【ユニス】
「キーッ！　そこまで言うか、下町はねっかえりの貧乏娘！！」

【ライラ】
「なっ！？　貧乏は関係無いでしょっ！！」

【マコ】
「はいはーい。終了しゅうりょーう」

【ミコ】
「先に進まないのでいったんユニスちゃんは退場〜♪」

【ユニス】
「あっ？！　こら、マコちんミコちん！　何するのよ！！　ちょっ、抱えてどこ連れて行く気？　わっ、やめれぇ〜〜……」

【フィリネ】
「ということで私、フィリネが不肖ながらユニスちゃんの代わりを務めさせて頂きます。ライラさん、よろしくお願いしますね」

【ライラ】
「よ、よろしく」

【フィリネ】
「それではライラさんに寄せられたコメントを少し抜粋して読みますね。
『ツンデレ萌え』
『不器用なところが可愛くて最高っす！』
『面倒見が良いお姉さんって感じで頑張ってるライラに惚れました♪』
『甘えるのが不器用な所やその笑顔にぐっときた。ライラ最高！』
など、沢山のコメントを頂いておりました」

【ライラ】
「……そ、そう。ふ、ふぅ〜ん」

【フィリネ】
「ライラさん、すごいですね。まさに御主人様に愛されてるって感じですよ。あ、そんな御主人様たちへお礼の言葉なんてどうですか？」

【ライラ】
「え？　ご、ご主人様に？！　……ア、アタシから？」

【フィリネ】
「そうですよ。ライラさんの素直な気持ちを伝えればいいんですよ。ささ、ライラさん♪」

【ライラ】
「あぁん、もう、わ、わかったから。ちょ、押さないでよフィリネ」

【フィリネ】
「ふふふふ」

【ライラ】
「ん〜……コホン。えと……あ、ありがと」

【フィリネ】
「終わりですか？　もうライラさん、素直にって言ったじゃないですか！」

【ライラ】
「いや、でもこういうのは慣れてないし……」

【フィリネ】
「だぁめぇでぇすぅ〜、ちゃんと感謝の気持ちを伝えるまでは帰らせませんからね」

【ライラ】
「(あ〜、こうなったらフィリネはガンとして譲らないのよねぇ)……わ、わかったわよ」

【ライラ】
「えと……ご、ご主人様。たくさんアタシに投票してくれて、本当にありがとう。すごく……嬉しかった。こ、これからも一生懸命、ご主人様にお仕えしますので、アタシをよろしくお願いします……ね」

【フィリネ】
「はぁぁあ……ライラさん良かったです！　とくに最後の自分をプッシュするところなんてステキすぎます♪」

【ライラ】
「なっ？！　あ、あれは仕えるメイドとしての気持ちであって……べ、別に個人的にとか、そ、そんな他意は無いんだからねっ！」

【フィリネ】
「うふふ、ライラさん、カワイイです。そんなところが御主人様に気に入られたんですね……羨ましいです」

【ライラ】
「ちょっ、やめてよ、恥ずかしいじゃない……」

【マコ】
「さてさてライラにはこの後、人気投票で一位を取った記念の写真撮影をしていただくよ！」

【ミコ】
「さあさあライラはお着替えお着替え！！　記念写真撮影撮影っ！」

【ライラ】
「へ？　あ、何？　写真？　着替え？　どういうことよっ？」

【フィリネ】
「人気投票一位になった記念にライラさんの写真を撮って、御主人様に差し上げることになってるんですよ」

【ライラ】
「え？！　そんなの聞いてないよ？　あ、ちょっと待って、いやぁっ！　ってなんで着替えが必要なのよぉ？！」

【マコ】
「そりゃ、そのまま撮っても意味ないっしょ？！　なんつーの？　コスプレってヤツ？　可愛らしく着飾ってくれよぉ、ハァハァ……だってさ。神託で」

【ミコ】
「コスプレ！　コスプレ！　漢のロマン〜っ！」

【ライラ】
「なによそれーーーっ！」

【フィリネ】
「ライラさん、御主人様に喜んで頂けたらいいですね☆」

【ライラ】
「？！　ご……主人様に？　よろこんで……」

【フィリネ】
「はい♪　きっと喜んでいただけますよ！」

【ライラ】
「……そっか……それだったら、いいかな」

【マコ】
「決定！　ほら準備準備！」

【ミコ】
「ぐだぐだいうな！　はやくしやがれい！！」

【ライラ】
「きゃーーーっ！　ちょっと自分で着替えるってばあああぁぁぁぁっっっ………」

【フィリネ】
「それではいきますよ、ライラさん♪　ハイ、チーズ★」

カシャッ！！